七尾・モントレー友好協会は１日、和倉温泉の旅館「虹と海」で、七尾市の姉妹都市である米モントレー市の市制２５０周年を記念した祝賀会を開催した。モントレーとはオンラインで交信。出席者はコロナで交流が難しくなる中、これまでの歴史を振り返りながら末永い友好を願った。

　七尾市とモントレー市は、１９８６年に七尾マリンシティ推進協議会が視察に訪れたのをきっかけに交流が始まり、９５年には姉妹都市となった。

　祝賀会は昼・夜の２部制で計約３００人が出席。友好協会の小田禎彦名誉会長と石垣宏元七尾市長が、姉妹都市提携した際のモントレー市長ダン・アルバートさんとオンラインで懇談した。森山外志夫会長は「友好関係を続けるため、若い世代の挑戦をサポートしていきたい」とあいさつした。夜の部では茶谷義隆市長の発声で乾杯した。

　虹と海にはモントレールームが設けられ、ジャズフェスティバルのポスターなどが並んだ。小田名誉会長は今後、モントレーのアンテナショップにしたいとし「モントレーに恩返しできるような取り組みを進めたい」と話した。

　七尾マリンシティ推進協議会の総会も開かれ、７月３０日に３年ぶりに開催されるモントレージャズフェスティバル・イン能登（北國新聞社特別協力）に協力するなどの事業計画を決めた。