射水、高岡両市を結ぶ路面電車「万葉線」の株式会社開業20周年に合わせ、射水市の地域おこし協力隊員が、8月5~21日に沿線を地域最大級のイルミネーションで彩るプロジェクトを立案した。今月30日まで、150万円を目標にクラウドファンディング「CFとやま」で資金を募る。
イルミネーション企画は「夏の夜空を彩る 光の道プロジェクト」と名付けた。テーマは「幾万(いくまん)の光」とし、夜間に東新湊駅近くにある日本高周波鋼業の壁面約150メートルと、開園30周年を迎えた海王丸パークに計30万球のイルミネーションを装飾する。同パークにはLEDで飾ったゲートを置き、さらに記念撮影スポットも設置する。装飾エリアを他に広げることも検討している。
併せて、新湊地域の新しい地域交通手段の電気三輪自動車「べいぐるん」は「よるぐるん」として夜間運行させる。
アイデアを出した地域おこし協力隊員の坪井彰さんは京都府出身。50万球を超すイルミネーションイベントを続けている京都府城陽市から設備を借りるなどして成功させたい考え。
「万葉線の乗客が増え、射水市と城陽市が相互交流するきっかけになるといい。来年以降は高岡市側でも装飾したい」と話している。