心と体の健康維持を目的とした観光「ウエルネスツーリズム」推進に向け、福井県あわら市の「あわら温泉女将(おかみ)の会」は6月2日、インドのヨーガ研究所と伝統的ヨーガや伝承医学の活用に関する協定を結んだ。
ヨーガ研究所「カイヴァルヤダーマ」と、その協力施設として同会とを結ぶスタジオ「ヨーガ アンド ウエルネス チャンドラ」(福井市)の三者が覚書に調印。あわら市のグランディア芳泉で行われた調印式には同会のメンバー10人とスタジオの齊藤代表、オンラインで研究所のスボー・ティワリCEOら3人が出席した。
本場インド監修の下、ヨーガと湯治を組み合わせたあわら温泉ならではのくつろぎを提供していく。18日に清風荘で開かれるイベント「あわらヨーガデー」では、温泉の入り方やお酒の飲み方の指南に役立てるため、同会オリジナルの体質診断シートを配る。
同会の会長は「本物のヨーガを追求してリアルな癒やしを提供することで、他の温泉地との差別化を強く図っていきたい」と話した。