元気良く練り回される夜高あんどん=小矢部市津沢地区

元気良く練り回される夜高あんどん=小矢部市津沢地区

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威勢よく「ヨイヤサー」 津沢夜高あんどん祭、3年ぶり巡行

北日本新聞(2022年6月4日)

 富山県小矢部市の津沢夜高あんどん祭が3日、同市津沢地区で始まった。大きさの違う色鮮やかなあんどんが3年ぶりに巡行し、まちが華やかな雰囲気に包まれた。4日午後9時から、大あんどんが衝突を繰り返す「ぶつかり合い」を行う。

 大中小のあんどん21基のうち、大あんどん6基と中・小あんどん8基の計14基が、各町内や津沢あんどんふれあい会館周辺を回った。あんどんは赤を基調に鮮やかに彩色され、祭りのムードを高めた。

 大あんどんは高さ7メートル、長さ12メートル、重さ6トンの迫力で、若衆が「ヨイヤサー」と声を上げながら勇ましく引き回した。津沢夜高行燈(あんどん)保存会の沼田信良会長(71)は「『新型コロナウイルスに負けるな』とばかりに3年分のエネルギーをぶつけてくれた。感無量だ」と話した。

 津沢夜高あんどんは市指定無形民俗文化財。新型コロナの影響で一昨年は中止、昨年は夜高太鼓共演会のみ開いた。

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