福井県坂井市三国町加戸の「三国ラベンダーファーム」で、ラベンダーが見頃を迎えている。晴れ間が広がった６月３日、ヒバリがさえずる中、さわやかな夏風に紫の花が揺れていた。

　ファームは、坂井北部広域農道「フルーツライン」沿いにあり、代表の藤井衛さん（５９）が約６千平方メートルの畑で３種、約４千株を栽培。一番の見頃は１０日ごろで、２０日ごろまで楽しめるという。

　古い株は年がたつにつれ弱るため、毎年新しい株を別の畝に植えている。藤井さんは「つぼみのころから鮮やかな紫がきれいで、花は小さくかわいらしい。根元にはヒバリが巣を作ることもあるんですよ」と話した。

　７月上旬まで刈り取りし、ラベンダーから抽出したアロマオイルやドライフラワーを販売している。