金沢百万石まつり協賛「お花寄せ」(北國新聞社後援)は4日、金沢市の金澤神社で始まり、石川県華道連盟の6流派14社中による30点が初夏の風情を漂わせた。
床には雪舟筆の天神名号が掛けられ、この日に合わせて花開いたカキツバタの生花や、神社の庭から株分けされて花材として「里帰り」したギボウシの作品などが伝統の美を放った。
輪島塗のパネルの前ではアジサイやツユクサなどの鉢が華やかに参拝者を出迎えた。亡き華道家をしのぶ手向けの花を添えた鉢もあり、参拝者は花に気持ちを託した秀作に見入った。入場無料、5日まで。