福井県内のトップを切り日野川で6月4日、今季のアユ釣りが解禁された。県内外の太公望が早朝から訪れ、初物の銀鱗(ぎんりん)を追い求めた。
例年より20日以上早い解禁となった日野川は、水温が低くアユの動きが鈍い、厳しいコンディション。南越前町では、この日を待ちわびた釣り人たちが釣り糸を垂れたが、苦戦している様子だった。三重県から訪れた60代男性は「午前中は釣果ゼロ。午後からに期待したい」と話していた。
日野川漁協は3月、県内で初めて県産稚アユの早期放流を行い、4月までに計約70万匹を放流している。