伊那市と南箕輪村の飲食店１６店でつくる「伊那ソースかつどん会」は、２１日の夏至に合わせて各店が独自サービスを展開するイベント「夏の陣」を開く。暑い夏本番に向けて栄養があるソースかつ丼を食べて元気になってもらおうと企画。「土用(どよう)の丑(うし)の日」のうなぎのように、夏至にソースかつ丼を定着させようと各店が張り切っている。

　２１日の夏至と、店によっては前後１週間程度行う予定。値引きをしたり、豚肉に含まれるビタミンＢ１の吸収を助ける食材を使った小鉢を付けたり、それぞれの店が工夫を凝らしてソースかつ丼を提供する。「夏の陣」と大きく書かれたポスターが参加店の目印となる。

　北原英之会長（５８）が店主を務める同市中央の「しらかば」は、夏至の前後１週間を目安に実施する予定で、内容を検討中。北原さんは「暑くて食欲がない時も、ソースかつ丼は意外と食が進む。スタミナを付けて夏に勝つ」と話している。

　イベントに関する問い合わせは、しらかば（電話０２６５・７２・４７０６）へ。