専用のサーバーで日本酒を注いで、酒蔵めぐりを楽しむ観光客

専用のサーバーで日本酒を注いで、酒蔵めぐりを楽しむ観光客

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪

「諏訪五蔵」全てで地酒の試飲再開 「酒蔵めぐり」再び

信濃毎日新聞(2022年6月11日)

 諏訪市中心部にある五つの酒蔵「諏訪五蔵」の全てで11日から、新型コロナウイルス対策で中止していた試飲が再開される。各蔵を巡って試飲を楽しむ「酒蔵めぐり」が再びできるようになり、各蔵は「おいしい酒を目の前で味わってもらうのが楽しみ」と来客を期待している。

 酒蔵めぐりは2013年に開始。各蔵で4、5種類試飲でき、スタンプを集めると抽選でプレゼントがもらえる。造り手と交流しながら酒を味わえると好評だった。しかし、2020年春以降は新型コロナ対策で、ほぼ全期間試飲を中止。代わりにカップ酒を持ち帰る形式にしていた。

 各蔵は、県の感染警戒レベルが下がってきていることを受け、非接触型の日本酒サーバーを使うなどの対策を取って今月からそれぞれ再開。「麗人酒造」が11日から再開することで、全蔵で試飲できるようになる。

 7日に再開した「舞姫」で試飲した東京都の会社員大沢純子さん(49)は「現地で多種類が飲めると楽しい」とうれしそう。同社の三好朱織さん(33)は試飲を通じて「魅力をいっそう伝えていきたい」と話していた。

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