伊那市長谷の農業法人ファームはせは、伊那谷の農産物を使った食品ブランド「Colart(カラート)」を設立し、第1弾のジェラートを道の駅「南アルプスむら長谷」で発売した。旬の食材を使ったり、地元の飲食店「ざんざ亭」が監修したりした計9種類を提供。地元の農作物の新たな魅力をアピールする。
駒ケ根高原の「すずらん牛乳」、長谷産の雑穀入りの「チョコレート雑穀トッピング」、伊那市産の材料を使った「アスパラベーコン」などの変わり種も用意。着色料を使わず農産物の彩りを生かし、各商品のポップには生産者の情報も載せた。
地元の農作物の新たな活用法を2年前から構想。ソフトクリームは以前から販売していたが、旬の農産物を加工しやすいジェラートに着目した。ブランド名のカラートは英語の「カラー(色)」と「ハート(心)」を組み合わせた造語で、彩りあふれる農産物で心と体を満たしたいとの願いを込めた。
「これまでにない意外な組み合わせもあり、新たな農産物の魅力を伝えたい」とファームはせの羽場権二専務(35)。7月には第2弾として、タマネギやキュウリ、紫キャベツなどのピクルスの販売も始める計画だ。
ジェラートは、税込みでシングル400円、ダブル500円。販売は午前10時~午後4時半。問い合わせはファームはせ(電話0265・98・2955)へ。