上市町大岩の古刹(こさつ)、大岩山日石寺の滝開きが12日、同寺であり、県内外の参拝客が滝に打たれて心身を清めた。
白装束姿の参加者は、高さ約5・5メートルから流れ落ちる六本滝の下で手を合わせながら水に打たれた。富山市の会社員、佐伯恭輔さん(38)は「思った以上に滝の勢いが強くて驚いたが、とてもすっきりした」と笑顔を見せた。
滝行に先立ち、井桁に組んだ木や護摩木を燃やしてお経を唱える「柴燈(さいとう)護摩祈祷(きとう)」が行われた。火渡りもあり、燃えた木の上を滝行者や参拝者がはだしで渡り家内安全などを祈った。
滝開きは長く7月1日に行ってきたが、多くの人に足を運んでもらおうと、一昨年から6月第2日曜に変更した。