アユの友釣り解禁を25日に控え、上小漁業協同組合(上田市)は17日、千曲川水系の河川で試験捕りをした。組合員らが千曲川や依田川などの計20カ所で成育状況を確認。今春に放流した魚は小さく、水温が低いため、例年よりもまだ小ぶりという。
依田川の三角(みすみ)橋(同市)付近は、投網で多くのアユが捕れたが、友釣りはいまひとつ。同漁協管理員の山口英宏さん(71)は「成育は良いが(おとりのアユを)追わない。気温、水温が上がれば期待できそう」と話す。
捕らえたアユは最大で18センチ。今春に2・3トン余の稚魚を放流したといい、北條作美組合長(73)は「これだけ成長したことが分かり、ひと安心。県外から釣り人が来てくれるといい」と期待した。