県と金沢市が共同で整備し、２０２０年６月１９日にオープンした金沢中央観光案内所（南町）が３年目の節目を迎えた。同所では邦楽や舞踊、民謡など芸術文化を１時間で満喫できる「芸術文化ナイトシアター」（北國新聞社特別協力）が開かれており、観光客の人気を集めている。

　１７日は嵯峨御流北陸支所の生け花の実演で幕を開け、県箏曲連盟の会員が流麗な演奏を披露した。横笛の社中「一声会」は懐かしの童歌で二重奏のハーモニーを響かせ、津軽三味線明宏会が迫力のある明朗な演奏で締めくくった。

　生け花、箏曲、横笛、三味線は毎月第１、３金曜、小唄、舞踊、民謡、太鼓は毎月第１、３土曜に開かれる。金沢中央観光案内所のホームページからの予約が必要で、料金は千円。午後６時半に開演する。土日祝日は牛首紬（つむぎ）や加賀友禅、輪島塗などの工芸体験も実施している。