新潟県長岡市宮本町3の雪国植物園の水辺で、ホタルが舞い始めた。恒例の観賞会が毎晩開かれ、親子連れらが幻想的な光景を楽しんでいる。
雪国植物園では、観賞会を20年以上実施しており、例年多いときには1千匹ほどが見られる。今年は、今月2日にホタルが飛ぶのが確認された。雪が多かった影響で、例年より現れるのは遅れているが、中旬に入って数が増えてきた。
15日夜は200匹を超えるゲンジボタルが乱舞した。子どもたちは「きれい」「あっちに飛んだよ」と歓声を上げ、暗闇に飛び交う淡い緑色の光跡を追っていた。
夫婦で訪れた東京都江東区の主婦(39)は「手軽に訪れることができていい場所。ホタルが里山を広く飛び回っていて驚いた」と話した。
ゲンジボタルが飛ぶピークは今月下旬になる。観賞会は30日まで。午後7時〜7時半に受け付ける。入園料大人400円、小中高校生50円。問い合わせは同園、0258(46)0030。