中井侍の茶畑で茶摘みをする参加者と農家

中井侍の茶畑で茶摘みをする参加者と農家

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天龍の茶摘み、また来たくなるね 体験ツアー、農家との交流人気

信濃毎日新聞(2022年6月25日)

 天龍村の元地域おこし協力隊員らでつくるNPO法人ツメモガキが毎年6月に同村の中井侍(なかいさむらい)地区で開いている茶摘み体験ツアーが、リピーターを中心に人気を集めている。今年、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き3年ぶりに開いたところ、募集から約1カ月で定員を満たした。農家との触れ合いが好評で、関係者は地区住民と交流を深める「関係人口」の増加に期待している。

 19日、急斜面に広がる茶畑に、野外教育活動に取り組む飯田市のNPO法人「感環(かんかん)自然村」の子どもたち約20人の声が響いた。子どもたちは農家やツメモガキのスタッフらと葉を摘み取った。同市鼎小学校4年の沢実咲さん(9)は「どの葉がいいのか考えながら摘んだ」。自然村代表の坂井公淳(きみあつ)さん(54)は「5、6回参加している。農家さんに優しくしてもらい、ツメモガキのスタッフも子ども目線で教えてくれる」と話した。

 ツアーは、JR飯田線の中井侍駅に午前10時4分に列車で到着し、午後4時17分同駅発の列車で帰るまでの約6時間。午前は各農家の茶を飲み比べ、気に入った農家の畑に行って茶摘みをする。村内産品を多く使った昼食を食べ、午後は自分で摘んだ葉を茶葉に加工。完成品を持ち帰ることができる。

 今年のツアーは5日に始まり、毎週日曜に開催。最終回の7月3日まで計5回で約60人の定員がいっぱいになり、このうち7割がリピーターで県外からも訪れる。リピーターの多くは「農家との触れ合いが楽しい」と再会を目的にしているという。ツメモガキ代表の村沢雄大さん(34)は「100人に来てもらうよりも、10人に10回来てもらった方が、関係人口を増やすためにはいい」と考えている。

 冬には同村に伝わる保存食「柚餅子(ゆべし)」作りができるツアーも計画中。問い合わせはツメモガキのメール(tsumemogaki@gmail.com)へ。

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