金沢三茶屋街の一つ、にし茶屋街の芸妓(げいこ)らで構成する「むすび会」のおさらい会(北國新聞社後援)は26日、金沢市野町2丁目の検番で開かれ、重鎮から若手までが五番で研さんの成果を示した。
3年ぶりの会の幕開けは、9月の金沢おどり(北國新聞社主催)の演目「廓丹前(くるわたんぜん)」が披露された。「秋色種(あきのいろくさ)」では指導者も加わり、唄を堅田喜代さん、結さん、三味線を岡安祐三朗さん、乃莉さん(西料亭組合長)、笛を藤舎推峰(すいほう)さんが奏で、聴衆が洗練された芸に浸った。にし芸妓が総出演し、「桃太郎 宝の山入り」で締めくくった。
「金沢風雅」「さわぎ」の舞踊も彩りを添えた。東音小林百合さん、堅田崇さんが賛助出演した。