ローマンカモミールの栽培成功を喜び合う廣さん(左)と近藤さん

ローマンカモミールの栽培成功を喜び合う廣さん(左)と近藤さん

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希少ハーブの茶・香水が商品化 氷見の農園栽培

北日本新聞(2022年6月30日)

 富山県氷見市長坂の農園ナイスファーム(廣和仁代表社員)が栽培するハーブ「ローマンカモミール」のハーブティーや香水などが商品化されることが決まった。東京の香水製造販売会社Hiroko・K(近藤博子運営統括責任者)が、無農薬・無肥料で野菜を育てる同ファームの取り組みを見込んで栽培を依頼。育てるのが難しい希少種だが、今年は商品化可能な量が収穫できる見通しとなった。

 同ファームは1万2千平方メートルで野菜60種類を栽培。昨年2月から1千平方メートルでローマンカモミールを育て始めた。近藤さんによると、流通しているのは大半がジャーマンカモミールという種類で、ローマンは栽培が難しく「幻のカモミール」と呼ばれているという。

 昨年は少量しか収穫できなかったが、温度管理の徹底が奏功し、今年は十分な量が収穫できる見通し。29日に同ファームを訪れた近藤さんは「氷見での栽培は大成功」と喜んだ。

 7月7~24日に、同社が富山駅前の商業施設「MAROOT(マルート)」に設ける期間限定店舗でハーブティーを販売するほか、化粧水やマウスウォッシュを開発する。廣さんは「香りがとてもよく、商品化が楽しみ」と話していた。

 氷見商工会議所が連携を支援しており、将来の観光農園化などの計画推進もサポートしていく。

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