長野市の地附山公園内にあるネムノキの花が見頃を迎えている。地元の住民有志でつくる「地附山トレッキングコース愛護会」の会員たちは7日、強い日差しの中で草刈りを終えると、満開の花を見上げて疲れを癒やしていた。
高さが10メートル近いネムノキは展望台の東側に植わる。木の全体にちりばめられたようにピンク色の花が咲き、ブラシの細い毛のようなおしべが特徴だ。愛護会によると、今年は特に見応えがあり、1週間ほど楽しめそうだという。
会長の小林勇さん(75)は「風にゆらゆら揺れてきれい。ずっとここにいてもいいな」とネムノキを見つめていた。