珠洲市飯田町で20、21日に行われる「飯田燈籠山(とろやま)祭り」で町内を3年ぶりに巡行する燈籠山の準備が10日、同町の飯田わくわく広場で行われ、燈籠山の土台部分が組み立てられた。町内各地では曳山(ひきやま)の手入れも行われ、祭り本番に向けて熱気を高めた。
燈籠山の土台組み立てには若衆約50人が参加した。若衆はタイヤが備え付けられた「地山」と呼ばれる部分に屋台を載せ、高さ約6メートルの土台を仕上げた。17日に人形などが取り付けられ、高さ約16メートルの燈籠山が姿を現わす。
西大(さいだい)町地区では住民15人が高さ6・4メートルの曳山を飾るちょうちん4個を取り換えたり、ぼんぼりに紙を張ったりして、巡行の準備を進めた。