上田市の上田城跡公園にある真田神社に、400個近い風鈴が設置されている。強い日差しが照り付けた18日、観光客らでにぎわう境内に「チリンチリン」と涼しげな音を響かせていた。
参拝者たちが短冊に願い事を書いて奉納した。金魚などの模様が描かれた色とりどりの風鈴を、棚からつり下げている。家族6人で福井県から訪れた小学2年生の城口実桜(みお)さん(7)は「みんながけんこう(健康)に生きられますように」と短冊に書いて奉納。「いろいろな色や模様があってきれい」と風鈴を眺めていた。
同神社が2018年に始め、昨年からは長さ13メートルの「風鈴通り」を設けている。同神社の荻原敬一さん(69)は「楽しんでもらえるよう工夫して参拝者をお迎えしている。風鈴で涼んでもらえたらいい」と話している。8月31日まで。