地元食材を使った商品の開発に力を入れている新潟県田上町原ケ崎新田の道の駅たがみで、町のフルーツや名所をPRするかき氷が販売されている。「越の梅」「あじさい」「越後姫」の3種。素材本来のおいしさを生かした、見た目にも楽しい涼味が人気を集めている。
かき氷は昨年に続いて販売。金属金具製造のサカタ製作所(長岡市)のかき氷機で純氷を薄く削り、ふわふわな食感と口溶けを実現させた。
昨年も好評だった「越の梅」はリニューアルし、町産の梅を使ったジュレと、梅干しを漬けた時に出る梅酢のシロップをかけてほんのりピンク色に仕上げた。梅の甘酸っぱさと爽やかなシソの香りが特徴だ。
「あじさい」は護摩堂山に咲く花をモチーフに開発した。ハーブの一種「バタフライピー」を煮出した紫色のシロップが使われている。さらに別添えのレモン汁をかけると、鮮やかな赤紫色へと変化する。果肉たっぷりの「越後姫」は練乳との相性が良い。
1個800円。22日からは「桃」も販売する。馬場大輔駅長(43)は「かき氷を通して、田上の魅力や旬な素材を楽しんでほしい」と呼びかけている。