多彩な形の香合など茶道具が並ぶ企画展=福井県福井市愛宕坂茶道美術館

多彩な形の香合など茶道具が並ぶ企画展=福井県福井市愛宕坂茶道美術館

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茶席の「香合」見て味わう 愛宕坂茶道美術館で24点披露

福井新聞(2022年7月22日)

 茶席で使う香を入れる道具「香合」の魅力を紹介する企画展が、福井県の福井市愛宕坂茶道美術館で開かれている。手のひらに収まる大きさで、細かな細工が施された香合など24点が並ぶ。8月21日まで。

 香合は夏は漆器、冬は陶磁器を使うなどの違いがあり、材質から細工まで多様な種類がある。江戸時代には番付表が作られるほど人気があったという香合を紹介しようと、今回の展示を企画した。

 尾の長い鳥の形で色彩鮮やかに仕上げたものや、カボチャのような形など見て楽しい香合がずらり。「牛に牧童堆朱(ついしゅ)香合」は漆を何層にも塗り重ね、その上に文様を掘り出しており技術の高さがうかがえる。

 担当者は「職人技が光るいろんな香合があるので、超絶技巧を見て味わって」と話していた。8月14日午後2時から展示解説を行う。

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