富山県高岡市金屋町の石畳通りをランプや千本格子から漏れる明かりで照らす催し「KANA夜!ナイト」が8月5、6日に初めて開かれる。24日は会場周辺に住む親子らが同市国吉の市里山交流センターと協力して竹を加工し、催しで飾るランプシェードを作った。
金屋町まちづくり協議会やNPO法人金屋町元気プロジェクトなどでつくる「金屋町魅力発信事業実行委員会」が市の補助を受けて企画した。両日とも午後7~9時に、伝統的な町家が連なる石畳通りを温かな明かりでほんのりと照らし、風情を際立たせる。
ランプシェード作りには西条、横田の両小学校の児童や保護者ら12組24人が参加した。各組とも直径約13センチ、長さ約32センチの竹の筒に、電動ドリルで大小さまざまな穴をいくつも開け、打ち上げ花火などを表現。完成すると筒の中に電灯を入れ、出来具合を確かめた。
西条小6年の佐藤柚奈さんは、母の有加里さんと参加。「オリジナルの作品ができてうれしい。イベントで飾られるのが楽しみ」と喜んだ。