野沢温泉村の野沢温泉スキー場で、ゲレンデをマウンテンバイク(MTB)で下って楽しめる季節がやってきた。厚い雲の間に青空も見えた25日、青々としたブナ林や北信五岳が見渡せるコースで家族連れが風を切っていた。
標高差約800メートル、長さ7~10キロのコースを初級から上級まで複数用意。上級では最大斜度が30度余りあるという。選手から家族連れまで幅広く利用でき、同スキー場の上野正之さん(43)は「初めての方はガイドをつけることもできる。冬はスキーで夏はMTBと景色の違いを楽しむお客さんも多い」と話す。
横浜市から訪れた自営業の本間正俊さん(42)一家は景色を楽しみながらゆっくりと下った。次男の敦大君(8)は「道がぼこぼこしていて自転車が揺れるし少し怖いけど、慣れてくれば大丈夫」と笑顔で駆けていた。
MTBは持参できる他、近くで有料レンタルもしている。ゴンドラは10月30日までの午前9時~午後4時に営業(8月30日~9月29日は火、水、木曜定休)。料金は片道大人2千円、子ども1200円。