「ふるさとECHIZEN発掘プロジェクト」で開く写真コンテストへの投稿を呼び掛ける市担当者=福井県越前市蓬莱町の蔵の辻

「ふるさとECHIZEN発掘プロジェクト」で開く写真コンテストへの投稿を呼び掛ける市担当者=福井県越前市蓬莱町の蔵の辻

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越前市の宝発掘しよう 写真コンテストや歴史講座

福井新聞(2022年7月27日)

 福井県越前市は、2024年春の北陸新幹線県内延伸を見据え、地域の「宝」を再発見する「ふるさとECHIZEN発掘プロジェクト」を始めた。写真コンテストや歴史講座を展開。古里への愛着を醸成し、全国に向けて魅力を発信するための機運を高める。

 山田賢一市長は、北陸新幹線越前たけふ駅開業に向け、自然や歴史・文化、伝統工芸などの「宝」を生かした地域ブランドの確立に力を入れている。プロジェクトでは、さまざまな事業を通じてそうした「宝」に焦点を当て、市民に古里の良さを再認識してもらう。

 初企画となる写真コンテスト「TAKE! TAKE! PICTURES ECHIZEN(テイク・テイク・ピクチャーズ・エチゼン)」は、夏編を7月21日~8月31日、秋編を10月7日~11月20日に開催。インスタグラムで「グルメ」「風景」「まちなか」「イベント」「匠の技」の各テーマに沿って地域の魅力を撮影した写真を募る。

 応募方法は、公式アカウント(@takepictures_echizen)をフォローした上で、「#てくぴく越前2022夏グルメ」などと季節、テーマを組み合わせたハッシュタグ付きで投稿してもらう。投稿者から抽選で計90人にまちなかで使える買い物券1万円分を贈る。

 市生涯学習センターの講座「おもしろ歴史回廊」では、郷土の知られざる歴史を発掘。7~11月に市内の歴史ある建築、泰澄大師、朝倉義景をそれぞれ取り上げる3回の開催を予定している。市中央図書館では8月末まで、「福井の魅力を探求しよう」と銘打って越前和紙や郷土史の本約50冊を集めたコーナーを設ける。

 プロジェクトでは、宝を発掘するつるはしをデザインに取り入れたロゴを作成。関連事業のポスターやチラシに表示し、PRしていく。今後は市民団体や企業とも連携して取り組みを広げていく。

 市ブランド戦略室は「古里の良いところを市民に感じてもらい、自慢できる風土をつくっていくことで、外向けの魅力発信につなげていきたい」としている。

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