新潟県魚沼市の大湯温泉で8月6、7日、歴史あるレトロな温泉街をそのまま舞台にするアートフェス「FLOU(フロー)」が初めて開かれる。建物や自然景観を生かしたライトアップ、プロジェクションマッピングのほか、パフォーマンスやライブなどを予定している。
地元の宿泊施設関係者や全国で活動する演出家らによる実行委員会が企画した。大湯温泉に新たな客層を呼び込み、交流のきっかけをつくる目的だ。温泉地に新たな潮流をもたらそうと、流れを意味する「FLOW」と「風呂」をもじったタイトルをつけた。
会場は温泉街一帯で、日中はアートワークショップやダンス、ライブなどを予定。午後7時からライトアップなど光の演出が行われる。
プロ野球日本ハムの今季のホーム開幕戦セレモニーで総合演出を務めた山﨑宗磨さん(41)が総合ディレクターを務める。山﨑さんは「温泉街一帯を一つのステージとして、不思議な世界に迷い込むような演出をしたい」と話している。
チケットは前売り一般1500円、大学・高校生1000円(いずれも当日500円増し)、中学生以下無料。チケットは2日間通しで利用できる。交流センターユピオなどで販売している。大湯温泉の宿泊者は無料。
31日までクラウドファンディングも実施しており、目標金額は200万円。問い合わせや詳細はホームページで。ユピオは025(795)2003。