頭上の皿に櫻栄住職(右)からおきゅうを据えてもらう参加者

頭上の皿に櫻栄住職(右)からおきゅうを据えてもらう参加者

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頭上の皿におきゅう 小矢部の本行寺、無病息災願う

北日本新聞(2022年7月31日)

 夏の健康維持にご利益があるとされる祈祷(きとう)「焙烙灸(ほうろくきゅう)」が30日、富山県小矢部市の日蓮宗本行寺で始まり、参加者が無病息災を願った。1日まで。

 焙烙は素焼きの皿を意味する。皿におきゅうを置き、頭頂部のつぼに約15分間載せ、頭痛や不眠、夏ばて防止を祈る。おきゅうの煙を通じて体内の毒を排出するとされる。

 参加者は水の神で知られる七面大明神が祭られた七面堂で、頭の上の皿に櫻栄優一住職からおきゅうを置いてもらい、静かに目を閉じた。同市八和町の蓮沼教子さん(80)は「家族の健康を願った。熱かったけどすっきりした」と笑った。

 市内のフランス料理店マルカッサンの新井博子店主が特製スイーツ「ブランマンジェ」を振る舞った。

 31日は午後3時から。1日は午前中のみ。予約不要で、祈祷料2千円。大学生以下無料。

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