宝達志水町菅原の浄土真宗本願寺派明専寺で30日、樹齢300年以上と伝わる町文化財のサルスベリが見頃を迎え、鮮やかなピンク色の花が訪れた人を楽しませている。
サルスベリは高さ約8メートル、幹回り約1・3メートル。好天が続いて例年より1週間ほど早く開花し、6分咲きの本堂側を除いて満開となった。8月10日ごろまで楽しめるという。
サルスベリをはじめ、さまざまな花で境内を彩り、見物客に開放してきた前住職の菅薫秀(くんしゅう)さんが4月に90歳で死去。管理を引き継いだ長男の純誓(じゅんせい)住職(57)は「今年もきれいに花が咲いてくれた。大勢の人に見てもらいたい」と話した。