富山湾を望む黒部市枕野の休耕田で、約10万本のヒマワリが見頃を迎えている。青空が広がった3日午前中は、一面に広がる黄色の花が夏らしさを演出した。今月中旬まで楽しめる。
美しい景観を守ろうと、農業に取り組む枕野地区集落協定が、昨年初めて休耕田700平方メートルにヒマワリを植えた。
今年は農事組合法人前山などを加え、面積を1万平方メートルに拡大。背丈が低い品種「サンマリノ」「ジュニアスマイル」の種を6月にまいた。
現地は、ヒマワリと一緒に海や市街地を眺められる絶好のスポット。花を摘み取って持ち帰ることもできる。近くにあるくろべ牧場まきばの風までフラワーロードを延ばす構想もあるといい、同協定の高村茂良代表は「休耕田への植栽を広げながら、里山を残していきたい」と話した。