新潟県三条市出身の俳優、高橋克実さん(61)が2日、同市初のPRアンバサダー(大使)に就任し、東京都内で委嘱式が行われた。高校卒業までの18年間を過ごした高橋さんは「自分の基礎をつくってくれた場所で、忘れられない。地元が大好きなので、頑張ってPRしたい」と意気込んだ。
式典で高橋さんは滝沢亮市長から委嘱状とたすき、PR名刺を手渡され、「頑張ります」とにこやかに応えた。名物のカレーラーメンをプレゼントされると、「暑い日にはカレーラーメンを食べたい」と話し、早速"初仕事"をこなした。
滝沢市長は「三条市は金物やものづくりのまちで、夏から秋にかけて果物やお米もおいしい。一方で、奥ゆかしいまちでPRが上手ではない。高橋さんの力を借りて全国に発信したい」と話した。
また、高橋さんが司会を務めたテレビの人気バラエティー番組「トリビアの泉」にちなみ、滝沢市長は高橋さんに三条市の雑学を伝授した。「故ジャイアント馬場さんのキャデラックがある」「切ると気持ち良くなるパン切り包丁がある」などと紹介。高橋さんは番組で使われていた「へぇボタン」を連打し、感心した様子だった。