１３日に開幕するセイジ・オザワ松本フェスティバル（ＯＭＦ）で上演するモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」のリハーサルが８日、松本市のまつもと市民芸術館であり、報道関係者に公開された。本番と同じ舞台上で、歌手たちの動きや舞台装置の位置などを確認した。

　この日は管弦楽部分をピアノが担当。マスク姿の歌手たちは、時計の歯車をイメージした斬新なデザインの舞台に立ち、指揮者沖沢のどかさんのタクトで声を合わせた。演出のローリー・フェルドマンさんは歌手や照明の動きなどについて、場面ごとに細かく指示を出した。

　本公演は同館で２１、２４、２７日に開催。２０１９年の仏ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した沖沢さんがサイトウ・キネン・オーケストラと初共演する。

　チケットは、２４日はＳ、Ａ席に残券、２１、２７日はＡ席に残券がある。問い合わせはＯＭＦ実行委員会事務局（電話０２６３・３９・０００１）へ。