富山県滑川市のほたるいかミュージアムは、館内のシアタールームで常時上映しているホタルイカの紹介動画をリニューアルした。水中ドローンで撮影した映像で、深海生物の貴重な姿を伝えている。
ミュージアムの水槽メンテナンスや水中ドローンを使った調査を手掛けるユウ・アクアライフ(富山市)が制作。海洋深層水の取水パイプに沿って水深5~300メートルで撮影し、ホタルイカやシロエビのほか、ホッケの群れやイソギンチャクなどの様子を捉えた。深海に沈むごみの現状も伝え、環境問題に関心を持ってもらうストーリーにした。
約11分の動画で、開館中は常時上映している。小林昌樹館長は「なかなか見ることができない映像なので、夏休みに合わせて見に来てほしい。ごみ問題への意識も持ってもらいたい」と話している。