福井県の福井市自然史博物館分館セーレンプラネットで８月１５～２１日、スズムシの音色と満天の星空を楽しめる夏休み特別企画「スズムシプラネタリウム」が開かれる。ドームシアターでの投映に合わせ、学芸員が育てたスズムシ約３００匹が壮大なハーモニーを響かせる。会期中には、学芸員による生態解説や飼い方教室などもある。

　夏から秋の風物詩として古くから親しまれてきたスズムシについて理解を深めてもらおうと初めて企画。市自然史博物館の学芸員が協力し、この企画のために卵から育てたスズムシを並べる。

　各日午後４時からの４５分間。通常投映している番組「星空の時間」をベースに、スズムシの鳴き声が響くシアターで季節の星空を堪能してもらう。関連イベントとして、２０日午後６時からは学芸員やスズムシを研究する児童による生態解説と研究発表（定員１５０人、当日受け付け）や足羽川での鳴く虫の観察会、２１日はスズムシプラネタリウムの鑑賞者限定で飼い方の指導やスズムシのプレゼントがある。

　スズムシプラネタリウムは各回定員１５０人で、各日当日午前９時半から受け付け。一般６２０円、３歳～高校生３１０円など。観察会と飼い方教室は電話や来館による予約を受け付けている。詳細はセーレンプラネット＝電話０７７６（４３）１６２２。