小粒イチジク「コナドリア」を収穫する道中さん

小粒イチジク「コナドリア」を収穫する道中さん

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採れたてイチジク人気 オリーブ楽園となみ、初収穫

北日本新聞(2022年8月12日)

 砺波産オリーブの特産化を目指す会社「オリーブ楽園となみ」は、砺波市柳瀬のビニールハウスで、オリーブと同じ中東原産のイチジクを栽培し、今年初めて収穫している。ハウス近くに販売所を設けたところ、午前で売り切れる人気ぶりで、チューリップ、オリーブに次ぐ特産品としてPRしていく。11日はスタッフ2人が一つずつ丁寧に収穫した。

 オリーブとイチジクは、ポリフェノールが豊富で、健康食品として注目されている。オリーブ楽園となみは、高岡市福岡地域で小粒イチジク「コナドリア」を生産する蓑島営農組合からノウハウを学び、2年前から育て始めた。

 現在「コナドリア」を中心に、「ドーフィン」「ホワイトゼノア」の3品種150本をハウス2棟で無農薬栽培している。

 採れたてを味わってもらうため、収穫したイチジクに鮮度維持装置で微弱な電波を当て、水分量を保っている。スタッフの道中嘉隆さん(40)は「暑い日が続いたが、ねっとり甘くできた。ぜひ採れたてを味わってほしい」と話した。

 ハウスのそばを通る国道359号沿いに立てる旗が、販売中の目印。開店から1、2時間で売り切れる日もあるという。5個入り700円。日曜定休で午前9時~午後5時。

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