OMFの皮切りとなるリートデュオ発表会で歌声を披露する若手声楽家たち=13日午後5時5分、松本市のあがたの森文化会館

OMFの皮切りとなるリートデュオ発表会で歌声を披露する若手声楽家たち=13日午後5時5分、松本市のあがたの森文化会館

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30周年 楽都の夏開幕 セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)

信濃毎日新聞(2022年8月14日)

 世界的指揮者小澤征爾さん(86)が総監督を務める音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)が13日、松本市で開幕した。前身のサイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本の初回から数えて30周年の節目で、開催は3年ぶり。若手声楽家とピアニストによる「リートデュオ」の発表会があがたの森文化会館で開かれ、表現豊かな歌声に約250人が聞き入った。

 リートはドイツ歌曲。アジア、欧米計6カ国の16~37歳の7組14人が出演し、ドイツ語などの楽曲を繊細かつ力強く歌い上げた。14人は下高井郡山ノ内町の奥志賀高原で5日から約1週間、ドイツを拠点に活動する世界的声楽家白井光子さん(75)=佐久市出身=から指導を受けている。アンコールでは全員で「夏の思い出」を合唱した。

 小澤さんのファンという長野市の永田こずえさん(45)は「生の歌声は迫力がありました」と感激していた。

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