第17回越前市サマーフェスティバルは8月14日、福井県越前市武生中央公園を会場とする「ふるさと祭り」で開幕した。新型コロナウイルスの影響による中止をはさんで3年ぶりの開催。夜に行われたメインの「ふるさと踊り」では、あいにくの雨にもかかわらず、市民ら約130人が踊りの輪をつくり、お盆休みの恒例イベントの復活を喜んだ。
ふるさと踊りは、雨による辞退もあった中、市国際交流協会や市日中友好協会など3団体が参加。浴衣やはっぴ姿の参加者による踊りの列が、広場の噴水を中心に円を描いた。多文化共生のまちを目指す越前市らしく、多くの外国人市民も交流。雨のため20分ほどで打ち切られたが、飛び入りの市民らも加わって会場を盛り上げた。
公園には、射的やヨーヨー釣りなど昔ながらの縁日や飲食の屋台が並び、夏祭りムードを演出。改修したばかりのバイキング「かいぞくせん・がぼがぼまる」が運行し、親子連れを楽しませた。まさかりどんの館では、一般公募のグループがダンスや演奏を披露した。
市サマーフェスティバルは今回から、最終日15日の花火大会と合わせた2日間の日程に短縮して開かれた。