伊那市長谷の鹿嶺(かれい)高原に木製テラスが完成した。標高約1800メートルにあり、中央アルプスや伊那市街地、遠く北アも望める。整備した市は、大勢に親しんでほしいと、9月16日まで愛称を募っている。
上伊那産のヒノキ材を使い、広さ約200平方メートル。「大自然を感じながらゆったりとした時間を過ごしてほしい」と、6月から宿泊施設「雷鳥荘」近くに整備してきた。事業費は約2800万円。
キャンプ場もある同高原は、雄大な山々や夕焼け、市街地の夜景、満天の星空などの眺望が人気。青空が広がった19日、キャンプに訪れた愛知県の家族連れは「最高に気持ちいい」と話し、テラスで盛んに写真を撮っていた。
愛称は1人1点まで、市ホームページのフォームから誰でも応募できる。採用された人には同高原のキャンプ場にあるキノコのような形のキャビンの1泊券を贈る。問い合わせは平日に市観光課(電話0265・78・4111)へ。