福井県大飯郡おおい町を応援してくれる人を増やそうと、同町観光協会は「若狭おおいファンクラブ」を立ち上げた。町内外を問わず誰でも登録できる。月に1回程度、町内の自然や観光名所、食を組み合わせた「特別感」満載の体験プログラムを提供するほか、町の観光施設で使える割引クーポンの発行も計画している。
町の歴史や文化、食などの魅力を広くPRしてもらうのが狙い。入会費、年会費は無料、7月末から募集を始めた。本年度の会員目標は300人。
会員特典として、町内の自然や観光名所を回ったり、食を味わえる会員向け体験プログラム「おおい風土Journey」を用意した。9月27日には若州一滴文庫(同町岡田)に、一日限りの特別なレストランを設ける。学芸員による館内ツアーのほか、創設者の故水上勉さんの作品にちなんだフレンチ(ペア1組1万9600円、4人1組3万5200円)を提供する。
会員には町内の観光やイベントなどの旬な情報を、無料通信アプリ「LINE(ライン)」や写真共有アプリ「インスタグラム」で随時発信し、参加や来町を呼び掛ける。
同協会は来年度以降、町内の観光施設で使える割引クーポンの発行や、町産食材などを活用した新商品の開発も行っていく。同協会担当者は「ファンクラブを通して、おおい町の新たな魅力を再発見してほしい」と話している。
登録は専用フォーム=QRコード=から。問い合わせは同協会=電話0770(77)1734。