乳児連れの観光客に対応するため、弥彦村弥彦の観光案内所内に可動式授乳室が新設された。午前9時から午後4時半まで利用できる。鍵がかかる個室型で、育児情報が閲覧できるモニターや搾乳器などのためのコンセントなどが完備されている。
村では近年、若年層やファミリー層の観光客が増えており、授乳スペースの整備が課題だった。多目的トイレなどで対応していたが、授乳が乳児の「食事」であることへの配慮や、防犯上のリスクを踏まえてスタッフが常駐する観光案内所内に設置した。
室内には授乳用ソファとおむつ交換時に使用するスツールがあり、使用時は外のライトが点灯する。村観光商工課の担当者は「乳児を連れた観光客も授乳の不安を気にせず、観光を楽しんでもらえれば」と話している。