伊那市高遠町の「花色たかとおポレポレの丘」で、ナツズイセンが咲き、訪れる人を楽しませている。24日も約4万本の薄いピンク色の花が青空に映えた。
ポレポレの丘は、地元住民らでつくる「信州高遠花摘み倶楽部(くらぶ)」が運営し、ナツズイセンは10年ほど前に植え始めた。今夏も約10万本が段階的に咲き、今月いっぱいまで楽しめるという。
娘2人を連れた伊那市富県の主婦柴村玲子さん(37)はしばしばポレポレの丘を訪れるものの、ナツズイセンが咲いているのを見たのは初めて。「1本でも華やかで目を引くけれど、群生していて豪華絢爛(けんらん)。迫力があってきれい」と笑顔で話していた。