松本観光コンベンション協会(松本市)は2日、松坂桃李さんと広瀬すずさん主演の映画「流浪の月」のロケ地巡りツアーを初めて開いた。1泊2日の日程で、松本市など中信地方のロケ地を回る。初日は県内外のファン25人が撮影に使われた建物などを訪れ、作品の世界に浸った。
松坂さん演じる主人公が営むカフェに使われた市内の空き店舗では、ロケ地選びなどに協力した同協会の小林敏明さん(59)が撮影の裏側を紹介。劇中に登場するものと同じ豆で入れたコーヒーも振る舞われた。参加者は現場で記念撮影したり映画のシーンを回想したりしながら「すごい」「広瀬すずが見えるみたい」と喜んでいた。
広瀬さんのファンという千葉県船橋市の大学生高山はる菜さん(21)は「撮影の話を詳しく聞けて良かった」。松坂さんのファンで作品を8回見たという東京都杉並区の会社員大川美貴さん(50)は「映画で登場したコーヒーをここで飲めて感動」と話した。
3日は松本市内のマンションや大町市の青木湖を巡る。