気に入ったリンゴをもぎ取る子どもたち

気に入ったリンゴをもぎ取る子どもたち

長野県 伊那路 特産

秋の恵み、リンゴたわわに 伊那市の農業公園、家族連れが収穫

信濃毎日新聞(2022年9月4日)

伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」は3日、リンゴ狩りを始めた。午前中は雨が強く降ったが、訪れた客はわずかな晴れ間に気に入った赤い実を収穫。秋の訪れを楽しんでいた。

 同ファーム近くのリンゴ農家3軒で体験できる。今年のリンゴは1週間ほど早く生育し、色づきが良いという。家族4人で毎年訪れるという愛知県一宮市の花井千裕君(12)は木から木へ移動して食べ頃の実をもぎ取り、「甘酸っぱいリンゴが大好き。家で食べるのが楽しみ」と喜んでいた。

 現在の品種「つがる」は、10日ごろに収穫適期を迎える。その後、10月から「シナノスイート」「秋映」「シナノゴールド」と移り、11月に「ふじ」が楽しめる。担当する「リンゴ狩り園主会」代表の笠松悟さん(62)は「味に自信がある。自分の手で取る取りたての果物を味わってほしい」と話していた。

 11月27日までの予定で1日4回受け入れる。事前予約が原則必要だが、収穫できる品種が少なくなる9月20~30日は受け付けない。入園料200円(4歳未満無料)。収穫物は1キロ500円で購入する。問い合わせは、みはらしファーム観光農園(電話0265・74・1820)へ。

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