雪解け水で仕込んだクラフトビール

雪解け水で仕込んだクラフトビール

長野県 白馬・安曇野

クラフトビール醸造所、小谷で10日開業 幼なじみら4人の若手

信濃毎日新聞(2022年9月5日)

 白馬、小谷両村出身の若手4人が10日、小谷村の栂池高原スキー場近くにパブ併設のクラフトビール醸造所「白馬ビールガレージ」を開業する。4日まで2日間の日程で関係者向けの試飲会が開かれ、初めて仕込んだ3種類のクラフトビールをお披露目した。

 運営会社は昨年9月、ともに白馬村出身の田口雄さん(30)と村田仁志さん(31)、小谷村出身の田中東さん(32)の幼なじみ3人で起業。田口さんの小中学校の同級生、児島江平さん(30)が醸造担当として加わり、今年6月に醸造免許を取得した。店舗兼醸造所は計約270平方メートルで年間約2万リットルの醸造を目指す。

 商品は雪解け水ですっきりとした味わいに仕上げた「ヴァイツェン」と、香りが特徴的な2種類の「IPA」を披露。ヴァイツェンを試飲した都内の会社員伊郷美貴さん(34)は「口当たり、後味がまろやかで飲みやすい」。田口さんは「山菜で香りを付けたりホップを育てたり、地元産の原料を生かした事業を展開したい」と意気込んでいた。

 価格は330ミリリットル入りで税別600~800円。問い合わせは田口さん(電話090・5391・7051)へ。

今月のお得な国内ツアー びゅう

白馬・安曇野 ニュース