保護池で捕獲したイタセンパラを透明ケースに入れて観察する参加者

保護池で捕獲したイタセンパラを透明ケースに入れて観察する参加者

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イタセンパラ知って 氷見でアクアツーリズム、学びと観光ミックス

北日本新聞(2022年9月11日)

 氷見市は10日、国天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚イタセンパラや農業の関わりを学ぶ「氷見イタセンパラアクアツーリズム」のモニターツアーを初実施した。市内や東京などから約30人が参加し、学びと観光をミックスした旅を体験した。

 イタセンパラの生息環境の保全活動を観光にも生かそうと試行した。参加者は、ひみラボ水族館、イタセンパラの保護池や生息する上久津呂地区、十二町潟水郷公園をバスで巡った。各所でツアー用に作成された解説動画のQRコードをスマートフォンで読み込み、生態や周辺環境について理解を深めた。

 保護池では、捕獲したイタセンパラを観察したり、実際に触れたりした。上久津呂公民館では、池田貢区長から田の適正な管理を通じたイタセンパラとの共存について話を聞いた。

 参加者には、地元食材を使ったお弁当、コイの昆布締めの昼食が配られた。意見交換会では「イタセンパラに触ることもできて、小さい子どもは喜ぶ」といった意見が出た。

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