ＳＤＧｓをテーマにしたイベント「０２めぐるマルシェ」は１０日、高岡市オフィスパークの鋳物メーカー・能作で開かれ、来場者がトークセッションやワークショップなど多彩な催しを通して、持続可能な社会について理解を深めた。１７日に、プレステージ・インターナショナル富山ＢＰＯタウン（射水市）でも行う。　

　ＳＤＧｓは２０３０年までに各国が達成を目指す国際的な目標で、環境や教育、経済に関する１７の目標が定められている。

　マルシェはＳＤＧｓを身近に考えてもらおうと、北日本新聞社が発行するフリーマガジン「０２（ゼロニィ）」が企画した。

　トークセッションは鋳造用の機械が並ぶ鋳物場であり、特別協賛する能作の能作千春専務とコールセンター業務などを行うプレステージ・インターナショナル（東京）の吉田奈央取締役執行役員が子育てや女性活躍をテーマに対談した。経験談を織り交ぜながら、育児と仕事を両立するこつなどを語った。

　飲食店や雑貨のブースは午前１０時の開始から大勢の人でにぎわった。茎が折れた花などを使ったアクセサリー作りのワークショップや、サイズが小さい野菜などを販売する「わけあり市」も人気を集めた。

　会場には、不要になった本やＣＤを回収するボックスを設置。リサイクルショップで換金し、日本赤十字社県支部など２団体に寄付する。