唐櫃を担いで練り歩く氏子=金沢市内

唐櫃を担いで練り歩く氏子=金沢市内

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3年ぶり氏子参加 白装束で唐櫃担ぐ 金沢・宇多須神社お下がり神事

北國新聞(2022年9月26日)

 金沢市東山1丁目の宇多須(うたす)神社の「お下がり神事」は24日夜営まれ、神職や3年ぶりに参加した神社の青年部「毘青会(びせいかい)」の計約20人が卯辰町の奥宮から神社までご神体の毘沙門天(びしゃもんてん)を運んだ。

 神事は、6月に神輿(みこし)を担いでご神体を卯辰町の奥宮まで運ぶ「お上がり」、約3カ月後に奥宮を起点とする「お下がり」を行う伝統。例年は氏子や地域住民が参加して茶屋街なども練り歩くが、コロナ下で直近2年は神職のみで実施していた。この日の神事では白装束の会員らが神輿の代わりに唐櫃(からびつ)を担ぎ、町内を練り歩かずに奥宮から一直線で神社に向かった。森博宮司は「会員も久しぶりの参加に喜んでいた。来年こそは町を歩く通常の開催を行いたい」と話した。

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