古町芸妓が華やかな舞を披露したふるまち新潟をどり=9月23日、新潟市中央区

古町芸妓が華やかな舞を披露したふるまち新潟をどり=9月23日、新潟市中央区

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古町芸妓22人総出演、優雅に芸披露・ふるまち新潟をどり

新潟日報(2022年9月28日)

 古町芸妓(げいぎ)が磨き抜いた芸を披露する「ふるまち新潟をどり」が23日、新潟市中央区の新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開かれた。22人の古町芸妓が総出演し、初々しい舞から円熟味ある演奏まで幅広い演目に大きな拍手が送られた。

 市芸術文化振興財団が主催し34回目。2回の公演に計約700人が訪れた。

 演目は、古町芸妓を指導する日本舞踊市山流にのみ伝わるという長唄「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」や、ドジョウをすくう仕草をコミカルに表現した「どじょっこ」など多様な演目を披露した。

 この日は三味線や鼓などを演奏する「地方(じかた)」育成の成果も披露された。地方はこれまでベテラン芸妓が担っていたが、古町芸妓に伝わる技芸を絶やさぬよう、官民が協力して継承に力を入れている。

 長唄「松づくし」では、芸歴17年のあおいさんら中堅の6人が三味線と唄を担当した。新人の舞衣子さんら若手4人が舞う傍らで、6人はそろいの黒紋付きに身を包み、落ち着いたばちさばきを見せ、張りのある声を響かせた。

 毎年訪れているという新潟市中央区の女性(83)は「素晴らしかった。新潟に市山流があるのは誇れること。次の世代も育ってきていて頼もしい」と話した。

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