ナンバープレートなどで蒸気機関車の「顔」を再現したコロナの「SL型」ストーブ(左)とモチーフとなったSLばんえつ物語号(右)

ナンバープレートなどで蒸気機関車の「顔」を再現したコロナの「SL型」ストーブ(左)とモチーフとなったSLばんえつ物語号(右)

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蒸気機関車そっくり!?SL型ストーブ1000台限定販売

新潟日報(2022年10月5日)

 コロナ(新潟県三条市)は、磐越西線を走るSLばんえつ物語をモチーフにした「SL型」ストーブを開発した。同じ名称の縁からコラボレーションが実現。黒光りするボディーにナンバープレートをあしらうなど、蒸気機関車の雰囲気を忠実に再現している。

 SL型ストーブは円筒型の形状が特徴的な、1962年発売のロングセラー。型番はストーブの頭文字(S)と、火力の大きさ(L)から付いたと伝わる。

 近年はレトロなたたずまいが若者から注目されており、2019、20年には数量限定で新色を発表。いずれも短期間で完売する人気だった。

 今回の企画のきっかけは、型番が蒸気機関車と同じことが社内で話題になったこと。そこで県内を走るばんえつ物語とのコラボを企画し、運行するJR東日本の協力を得て実現した。

 デザインは、昨夏に社内の鉄道ファンが集まってチームをつくり、アイデアを出し合って決めた。色柄は重厚感のあるクラシックブラック。正面にはばんえつ物語と同じ「C57 180」のナンバープレートや、煙室扉のハンドルをかたどった金色のエンブレムが据えられている。

 炎の大きさを調節するつまみには、マグネット式のヘッドマークを取り付けられるようにした。窓からのぞく炎はヘッドライトのように見え、蒸気機関車の"顔"が表現されている。

 刺しゅうワッペンの付いた専用バッグが付き、黒色の外箱にはばんえつ物語のイラストが描かれている。

 ばんえつ物語は1969年に廃車となり、新潟市秋葉区の新津第一小で保存されていたSLを用いた観光列車。99年に運行開始し、現在はJR新津駅-会津若松駅間を走行しているが、今夏の豪雨以降は運休している。

 チームの一員で、新津第一小に在籍した経験のある営業推進部の島秀雄さん(59)は「校庭にあるSLの前で遊んだこともあった。昭和時代の雰囲気を持つ点で共通するコラボ製品ができたと思う」と話している。

 千台限定で、価格は5万7180円。11日に発売し、「鉄道の日」の14日から出荷を始める。同社公式オンラインストアとJR東日本の公式ショッピングモールで取り扱う。

詳細情報

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CORONA SLシリーズ最新作 Retro Black SL-C57180 特設ページ https://www.corona.co.jp/heating/sl/c57180/index.html
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