富山県砺波市庄川地域出身の彫刻家、松村外次郎(1901~1990年)と親交の深かった画家を紹介する企画展「オマージュ・熊谷守一展」は8日、同市の庄川美術館で始まった。師弟であり友でもあった2人の作品を展示し、両者の人物像を伝えている。11月6日まで。
洋画家、熊谷守一(1880~1977年)は、岐阜県に生まれ、東京美術学校(現東京芸術大)で油彩を学んだ。二科義塾が開設された1929年ごろから、芸術観が似ていた松村と親交を深めた。会場には、熊谷の作品や愛用品など約70点を展示。亡くなった熊谷をしのんで、松村が作った熊谷の顔の彫刻も並ぶ。
16日は、岐阜県美術館の学芸員、廣江泰孝さんによるギャラリートークがある。北日本新聞社主催。