たけふ菊人形の会場で記念撮影を楽しむ児童ら=10月7日、福井県越前市武生中央公園

たけふ菊人形の会場で記念撮影を楽しむ児童ら=10月7日、福井県越前市武生中央公園

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家族で楽しむ工夫満載 福井県越前市で「たけふ菊人形」

福井新聞(2022年10月11日)

 福井県越前市武生中央公園で10月7日開幕した「2022たけふ菊人形」(福井新聞社共催)は、菊人形の4景を含め2万株以上の菊の花が楽しめるほか、新導入の大型遊具、名産品が並ぶ物産市、フードコートなどが連日営業され、子どもからお年寄りまで楽しめるイベントとなっている。

 今年は三つの童話に登場する動物たちや主人公と、会期中に公演を行うOSK日本歌劇団の団員をイメージした菊人形が、4コーナーに計10体並ぶ。OSKの菊人形は黄色やオレンジ色の菊の衣装を身にまとい、見応えのある華やかさ。三つの童話は「ももたろう」「赤ずきん」「おおきなかぶ」。顔出しパネルなどがあり、場面に溶け込んだ一枚を撮影できる。

 公園内の屋内催事場「まさかりどんの館」では二つのイベントを開催している。一つは「きくりん市場」で、名産品や土産物を販売。越前打刃物や漆器、菓子類など市内外の30店以上の商品が並ぶ。隣には「きくりんらんど」と銘打ち、子ども向けの大型のエア遊具3種を並べた。まつりのマスコットキャラクター「きくりん」が描かれた新作で、中に入って遊ぶものや、すべり台、迷路になっているものがある。

 遊具は、今回新登場の座席が昇降するタワー型の「かみなりまちのほうでんとう」や、勢いよく揺れるバイキングなど計9基がフル稼働する。

 開幕日はあいにくの雨だったが、来場者は傘を差しながら菊人形や鉢植えに見入っていた。県内の保育施設や小学校からも園児、児童が遠足で訪れた。美浜西小4年の児童は「人形はすごいリアルで、お花がきれいだった」と笑顔で話した。

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